出雲國神仏霊場 ~第六番 賣布神社~

2017年6月12日

出雲國神仏霊場 第六番の賣布(めふ)神社を御紹介いたします。

 

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賣布神社の御祭神は速秋津比賣神(はやあきつひめのかみ)。橋姫さまとも呼ばれている、水門を司る神様です。

賣布神社という名前の神社は全国にあり、橋のたもとにあることが多いです。

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遠く神代において、現在の摂社の御祭神である櫛八玉神(くしやたまのかみ)が、潮の流れの中にあるとされる速秋津比賣神を生命の祖神としてお祀りになったことに始まり、後に樹種の神とされる相殿の三神が合わせ祀られたと伝えられています。

このことは、海の潮の働きと地上の樹木の働きがあいまって海河山野の幸がもたらされ、人々も生かされていることが示されているのです。

難しい話ですが、人々は自然に畏敬の念を祓い、自分の過ちや穢れなどを見直し自身の生き方を律することで、人本来の生き方や生命力を蘇らせる…それが「祓え・清め」の真の意義となります。

自然を信仰することによって人々は清められていくのです。

自然を体感することでリフレッシュしたり、あるいはリラックスしたりできるのはそういうことかもしれませんね。

 

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 賣布神社でいただける出雲國神仏霊場ご朱印はこちらです。

 

浄

 

身を清める=浄化の「浄」の文字がいただけます。

 

また、通常のご朱印もいただけます。

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住職の方がいらっしゃるときは御朱印帳に書いてくださいます。

不在の場合は書置きの御朱印があります。

 

次回は第七番 華蔵寺を御紹介いたします。

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